旅疲れであまり調子がよくなかったお客さんに施術しました。
するととても元気になられました。
昔学んだ施術の技術がよみがえってきました!
私は結婚する前、東洋医学系の自然治療にかなりのめり込んだ時期がありました。
そのきっかけは「快医学」の30時間セミナーを受けてからでした。
セミナーの誘い言葉が「30時間であなたもスーパードクターになれる」でした。
食の分野は自分でも自給できるにしても、医の分野となると手を出せないものという思いが私の中にありました。それが自分でもなんとかできるのではと、とてもワクワクした気持ちになったのを覚えています。
快医学とは息、食、動、想、環の五つのバランスをとることをベースに、
「気持ちのいいことをすること、それがあらゆる病気の治癒に向かう」これが根本原理になります。
「気持ちのいことをすれば病気は治る」、このことにとても惹かれました。
私はセミナーが終わった後、快医学治療院で学びました。
群馬から毎週月曜日に、東京荻窪の快医学治療院に通っていたのでした。
助手としていろんな患者さんを手当てしました。
(重症の患者さんもいました)
快医学治療院で学んだ技術はとても勉強になりました。
代表の瓜生良介先生とアフリカのウガンダやタイ、ベトナムに行ったのも懐かしい思い出です。
瓜生先生から「坂本君の手は治療家の手をしているね」なんて言われたことがあって、 その時はかなり有頂天になりました。
「俺の手は治療家の手やで!」と言ったら、泰子ちゃんにバカにされていました。
快医学の柱になるのが「操体法」、「温熱療法」、「ライフエナジーテスト」、「頭蓋仙骨手当(クラニオン)」になります。
操体法は「気持ちのいい方向に動かすことで身体のバランスが整っていく」というもの、
温熱療法は「気持ちのいい温度で身体を温める」という治療法です。
どちらも「気持ちのいい」がコンセプトであり、「快医学」はここからきています。
私は快医学治療院だけでなく、渡辺栄三先生(渡辺先生は操体法の創始者橋本敬三 先生の一番弟子でした)から、操体法についても学びました。操体法の基本から、足ゆらし、連動操体と栄三先生からの学びはとても勉強になりました。
栄三先生がよく言われていたのが「受けて、待って、それに合わせる」でした。
強すぎてもダメ、弱すぎてもダメ、相手との程良いころ合いを探してバランスをつくり出す。これが操体法の極意なんですね。私の操体法のベースになっています。
「受けて、待って、それに合わせる」は、人間関係においても役立っています。
我を出しすぎてもダメ、出さないのもダメ、人と人との程良い間、距離間をつくり出す。
それを表している言葉だと思っています。
私はゲストハウスのお客さんに対して施術はしたことがありませんでした。
神戸から来たリピーターのお母さんの方が、新幹線の長旅ですかっり疲れ切っていました。
この時治療家の血がムラムラと蘇ってきました。
「身体ほぐしをしましょうか」と言うと
「ぜひぜひお願いします」と言われました。
足ゆらしをしっかりやってあげました。
足ゆらしだけでも全身のこりがほぐれるので、すごく効果があります。
「勝さんはいつも笑っているのに、施術の時は笑わないんですね」と言われました。
(そりゃあ、治療家ですから!)
娘さんにも足ゆらしをしてあげました。
肩の凝りがひどかったですが、かなり和らぎました。
次の日会ったときはすっかり元気になられて
「まさるさんの施術が効きました」と、とても喜んでおられました。
調子に乗った私は、次の日も操体法とクラニオンの施術をしてあげました。
目の疲れがひどかったみたいで、それを重点に施術しました。
娘さんにも肩こりを重点に施術しました。
久しぶりに治療家になってるやんと自分で勝手に思っていました。
次の日会ったときはますます元気に!
お母さんの目の疲れは解消、娘さんは肩こりの軽減したとかなり喜んでくれました。
3日目、私が施術するだけでなく、二人で出来る手当法を教えてあげました。
「楽健法」と言って、足でマッサージする施術です。
一緒に来ていたいとこの男の子も一緒にやりました。
この様にやってと教えてあげているのですが、「まさるさんとは違う!」と言われていました。
(長年の経験の差ですかね)
気持ちのいい川で安らいで、身体ほぐしをして、薪風呂のお風呂にゆっくりつかってと、これ以上にない癒しの3日間になったのではと思っています。
二日後に来た関東から友達二人で来た20代の女性のお客さんで、一人の女性がとても 具合が悪そうでした。行きの夜行のフェリーが超満員で、通路に寝るしかなく、また運の 悪いことに冷房が直接あたる所だったそうです。それですっかり体調を崩し、早めにチェックインさせてくださいと連絡が入りました。
13時ごろにチェックインし、体調を崩した女性はすぐに横になり、そこからずっと寝て いました。
計ってはいませんでしたが、多分熱もあったと思いました。
少しでも早く良くなればと思って、薪風呂を沸かしてあげました。
次に日の朝8時ごろに様子を見に行きました。
彼女はまだすっきりしない様子でした。
「もしよったら温熱療法をしてあげましょうか」と言うと、
「ぜひお願いします」と言われました。
この時は治療家の血が漲っています。
小型アイロンを使って、温熱療法の手当をしました。
身体で重要なポイント、肝臓、腎臓、脾臓、胸腺、腹部、足の裏を温めていきます。
彼女もアイロンで温めるなんて当然経験がないですから、最初はびっくりしたと思います。
やっていくうちに、「どう、気持ちいい?」と聞くと
「とっても気持ちがいいです」と返ってきたので、これで大丈夫だと確信しました。
一通りの施術が終わると彼女が「おなかがすいてきました!」と言っていました。
気分が悪かったので、昨日から何も食べていなかったと思います。
見る感じ、少し元気になったように見えました。
10時のチェックアウトの時には、彼女はすっかり元気になっていました。
「もう大丈夫そうです」とても喜んでいました。
温熱療法がバッチリ効きました!
元気になったことでこの後の旅行が、思いっきり楽しむことができたことでしょう!
元気になって本当に良かったと思いました。
スーパードクターまさる、みなさんのお役に立っております!
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